ピッキングの方式は2種類ある
工場の求人を見ると、よく「ピッキング」という職種を募集しています。これは指示書などに従って、工場や倉庫に格納している製品を見つけ出し、所定の場所まで運搬する作業です。簡単に言えば拾い集めて来る作業で、職種名も英語の「pickup」から来ています。ピッキングには、主に摘み取り方式と種まき方式の2つの種類があります。摘み取り方式では、作業員が収納場所まで製品や部品を取りに行き、集めた物品を台車やカートに乗せて運搬する形を取ります。つまり1件の注文ごとに品物を「摘み取っていく」訳です。種まき式では、受注した複数の製品をまとめて集め、その後で納品先ごとに仕分けていきます。
ピッキングの仕事の魅力と求められる適性
ピッキングと言うと、摘み取り方式を指すことが多いようですが、取り扱う品物の数や種類によって、種まき方式を採用する倉庫もあります。特にスキルを必要としないので、初心者にも取り組みやすい職種です。規模の大小に関係なく、大抵の工場で欠かせない作業なので、求人も多いでしょう。その上、夜勤を中心に高時給の仕事も多いので、手っ取り早く稼ぎたい人に人気があります。一方でピッキングというのは、検品や仕分け、梱包など他の工程にも関わる大事な作業です。作業にあたっては、正確かつスピーディーに仕事を進める能力が求められます。また取り扱う品物によっては、工場や倉庫内を歩き回ったり、重量物を運搬することもあるので、相応の体力も必要です。アルバイトでの雇用も目立つ職種ですが、責任感や協調性を持って仕事に取り組むべきです。
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