大規模のプラントを動かすには高度なスキルが必要
プラント施工管理にかかわるエンジニアは、工場内の機械類の設置や点検、電気系統のチェックまで幅広い専門知識や技術が要求されます。特に、大規模のプラントを一から建設する場合には、エンジニアが施工を担当する業者との打ち合わせや、作業の進捗状況の確認などを行うこともあり、プラントの完成まで仕事に追われる人も多くいます。また、プラントで製造される製品の種類によって、エンジニアが期待される役割が異なるため、就職前に自分の能力やキャリアが役立ちそうな現場を見つけることが大切です。なお、ベテランのエンジニアは、事務方のスタッフと協力しながらプラント内で安定的に生産を行えているかの診断や、機械設備に不具合が見つかった際の修理も担当することがあります。
キャリアが長い人は若手の教育を任されることも
プラント内で長く施工管理に従事したエンジニアは、若手の教育を任されることもあり、各地の現場では機会や電気、化学などの知識だけでなく、上手く指導ができる人材が必要とされています。例えば、国内の大手企業で施工管理の様々な工程に携わったことがある人や、責任のあるポジションを務めたことがある人は、教育担当者として任命されるケースが少なくありません。プラントで主に扱われている製品や、機械設備の種類によっては、作業中に危険が伴ったり慎重な取り扱いが必要となったりすることがあります。そのため、プラントのエンジニアとして、本来の業務と並行して若手の指導を行うにあたっては、個々の社員の経験やスキルに合わせて指導をするよう心がけることが大切です。
プラントの派遣は、機械設備の運用を行っているメーカーの間でニーズが高まっており、特にプラントの設計開発やメンテナンスに長けたエンジニアが重宝されています。